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メタリックインキでデザインを企画する

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特色インキを印刷してインパクトのあるデザインをしたい場合、CMYKの掛け合わせでは絶対でない色を使う。

パッと目立たせたい場合は蛍光ピンクや蛍光オレンジ。特別感を出したい場合は金銀などが多く使われる。

さらにレアな高級感を出したい場合にはメタリックインキ。化粧品のパッケージなど高価な商品の箱やアート系や高価な書籍の表紙などで見受けられたりする輝き感のある色だ。

 

初版から蛍光ピンク、オレンジ、グリーンなどを使用してきた書籍の表紙にDIC599メタリックパープルを使用してテスト刷りしてみた。

 

 

 

 

 

 

 

すると、学生向けのハンドブックがちょっと社会人向けの高価な外国書籍のような感じになった。

ではメタリックインキを指定するとメーカー在庫からそのインキが納品されてくるか?というと、金銀はあるがそのほかのDIC599ようなカラーメタリックインキは製造されておらず、銀インキにカラーインキを混ぜてその都度調合している。

 

今回は大日本インキのカラーチップの色であったが、TOYOインキで特練りしてもらった。

 

 

ラベルには【D599 パール紫】とある。パールではないと思うのだが。。。

 

 

 

金インキは「青口の金」「赤口の金」と基本は2種類あるので「青金」「赤金」指定が必要。

 

 

 

 

TOYOインキの見本帳。メタリックカラーには「シルバー  71.8/39藍  28.2」と「銀」と「藍」の2種類のインキを配合率が表示されている。

 

 

 

 

 

PANTONEインキの見本帳。「金」だけでも何種類もあるが、PANTONEがインキを製造しているわけではなく、日本のインキメーカーが調色している。

 

 

 

レキュラー4色のカラー印刷ではちょっと変わり映えしないデザインしかできないな、と感じたらメタリックインキをプラスして5色刷りを企画してみてください。弊社では菊全5色機で本機校正も簡単にできます!