ページものの冊子を作る時に「何の目的で、どういう風に使って、何を伝えたいか」を検討して原稿を作成したりする。掲載する原稿量を確認し、ページ数が決まっていく。そしてお客様が「さあこれで印刷してください」となり、印刷物が上がる。
しかしページものの冊子を作成する場合は、ぜひ先に「こんな目的で、こういうものを作りたい、こんな原稿を◯ページにこういうふうにまとようと思っている」と印刷会社の営業に相談してみよう。
原稿の整理の仕方やページ掲載順、できれば追加したほうがいいと思われる原稿や逆に不要と思われる原稿などの意見を聞いて作成していくとより良い冊子になる。特に冊子ものはページネーションが大事だ。台割表を作成し、全体のボリューム、構成順、各コンテンツ量のバランスなどを確認する。
そして費用。印刷効率のよい台割りでないと、同じ予算でもっといいものが上げれるかもしれないのでここも要チェックだ。
今は誰でも簡単にパソコンで原稿を作成して印刷ができる時代だ。だけど上がったものは人によって大きく違う。自分で全部作ったから安くできた!と思っていても、我々がみると無駄にページが多くなっていたり、また作成されたご本人も時間がかかった割りに思うようなものができなくて不満をもっていたり、意外と“割高”になっていることもあるから“先に相談”がオススメだ。
ただ最近はデータのやり取りしかしていない印刷会社ばかりになって、原稿内容を見てもらいながらページネーション作りの相談ができる営業も少なくなった。もし相談しようとした営業がデータ受けしかできない伝書鳩だったら、他に相談できる営業を探しましょう!