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教会の周年記念誌の作り方

diary

いつも教会の周年記念誌を作る時に「まず何をどうすればいいですか?」と編集委員の方からご相談をいただく。ほとんどの場合、その教会の牧師様、信徒様が中心となって編集委員となられることが多いが、周年記念誌を作成したご経験がある方は少ない。

例えば、記念誌制作の見積。だいたい印刷する部数は配布する先のリストを作れば出るが、

1.本の仕様(サイズ、ページ数、用紙、製本仕様など)を決めて見積を取り、予算を決めるか

2.予算を先に決めて予算に合った本の仕様を提案してもらうか

が最初にすることになるが、そこで問題になるのが見積の制作費の部分だ。

きっちりした原稿が既に揃えられてあればいいが、これから作成する場合は制作はどれくらい時間がかかりそうかよく分からないことが多い。制作費の見積は制作時間の見積と言っていいので、ここをしっかりと話し合っておくことが重要だ。

1.全体構想(編集企画、ページネーション、デザイン・コピー・撮影依頼などをどうするか)

2.制作準備(原稿作成〜整理・修正、写真収集〜セレクト・修正、資料収集方法などはどうするか)

全て頼んでしまうとどうしても制作費が高くなる。だからできるだけ自分達で済ませるのが安くなるのだが、せっかくの記念誌、30周年とか50周年とか100周年とか何十年に1回しか作らないのに、後世に残したい記録がちゃんと載っていない、あるいはごちゃごちゃしてよく分からない、など後悔するような記念誌にはしたくない。

そんな時にはまず下記の原稿準備の方法をお勧めしている。

1.目次や年代別の封筒を作り原稿、写真、資料を分けて入れていく

2.原稿などが多いところは選別して掲載物を絞り込んでいく

3.原稿などが少ないところは目次の見直しや複数年まとめていく

4.封筒に掲載ページ数を書き込んでいく

5.データは必ずプリントしたものを添付する

ここまで出来たら原稿準備の50%は出来たようなもの。あとは自分達では出来ないことでこちらに依頼したいことなど相談していただければおおよその制作時間も見えてくるので見積も予算に合わせた仕様のご提案もできるようになります。

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先日納品させていただきましたA教会の110周年記念誌も事前のお打合せでご提案させていただいた通りに編集委員の方が綺麗に原稿をまとめてご用意していただきました。おかげさまでとてもスムースに編集することができました。

弊社では入稿の写真データはできるだけ明るく綺麗に色補正をいたしました。また一部の写真は撮影代は無料ですがプロではないので高品質なものは無理ですよ、とお伝えして私が撮影したものを採用くださいました。

左が私が撮った元の写真。右がデザイナーさんが仕上げてくれた記念誌表紙。美しい素敵な表紙にしていただきました!

 

 

 

 

 

 

 

▲左端が中扉に使用した写真。中央の祭壇写真を明るくレタッチ、三脚で同じ構図から露出を絞り込んでステンドグラス部分をくっきり写した右端の写真を合成しました。

写真の修正はちょっとしたことですが、結果とても喜んでいただいて私も嬉しかったです。

また編集委員の皆様とのお打ち合わせでは楽しく記念誌作成のお手伝いができました。ありがとうございました!

 

教会の周年記念誌の制作事例はこちら >>>

https://dprint.co.jp/workstag/021-jisyakyoukai/

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