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水彩画を5色刷りにする

diary

SDGs推進のPRポスターの企画にいつもお願いしている水彩画の作家さんを起用、素敵な作品を仕上げていただきました。1枚の絵のように見えますが実際は数枚の絵をスキャン。デザイナーさんが最終仕上げをしました。水彩画のデータ化に当たっては作家さんは自らお気に入りのスキャナを指定するほどのこだわりようでした。

 

 

 

 

 

 

蛍光インキ:TOKA FLASH VIVA DX 160

 

水彩画のイメージを大切にしたかったので用紙はヴァンヌーボースノーホワイト160kgを使用。印刷は通常の4cカラーでしたが、同時に作家さんの濁りがない色へのこだわりを尊重して、水彩画の画像データを5色分解した製版も用意してCMYKの4色に蛍光ピンクのインキを加えた5色刷りもテスト。

2種類の刷り上がりをお客様に見ていただき、濁りの少なく綺麗な色を出すことができた4色+蛍光ピンクの5色印刷のものを納品させていただくことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

左がCMYK+蛍光ピンクの5色刷り。右のCMYK4色刷りに比べて濁りの少ない鮮やかな色で印刷されています。濁りの原因であるマゼンタインキでの印刷網点を減らし、蛍光ピンクインキで補色印刷しているのですがご興味のある方は是非お問い合わせくださいね。

●5色刷り製版データ:CMYK:AMスクリーニング(280L) 網角 C=22.4° M=52.1° Y=8.1° K=81.7° 特色ピンク:FMスクリーニング

●4色刷り製版データ:CMYK:AMスクリーニング(175L)

水彩画の画像データの5色分解にあたっては経験と技術力が必要なためD社さんにご協力いただきました。Iさん、どうもありがとうございました!