BLOG《セールスディレクターのブログ》

ようやく完成!

diary

今年の2月に“突然”お客様から総合カタログ作成についてコンペの話を頂いた。“突然”と言うのは、営業マンである私がいかにお客様の動向に鈍感で、情報収集をしていなかったか、ということで、お客様の方は“突然”ではなく、企画、検討され、承認、コンペ実現と時間をかけての運びになっているのである。だから営業マンの報告に使う言葉としては「自分はダメな営業マンです」と言っているのでとても恥ずかしい。
ともかくコンペの説明会に参加したのだが、参加したのは5社。他の4社は超大手を含む、弊社より大きな印刷会社ばかりだ。内心「ダメだな、こりゃ!」と思いつつ、プレゼンに向けてデザイナーと早速打ち合わせ。今回は時間がなく、とてもしっかりしたものは作れない状況だったが、それでも意見を交わし手直しをして、提出。結果は、とりあえず1次予選合格と言うことで、2次コンペに。また時間がなかったが、最初に作成したものをもう少し手直しして提出。結果はそれが良かったのか、運が良かったのか、とにかく予想を覆して見事受注できたのである。
約400ページのカタログ制作は、いつでも予定通りに進まない。何回も進行予定表を作り直しても、色々な事情でストップしたり、追加修正が何度と入り遅れたりするものだ。
そのカタログがコンペから実に半年以上かかってやっと出来上がった。


嬉しいという実感よりホッとした。しかしながら、印刷物と言うのは出来上がったものを見ても、その苦労は分からないものだ。制作スタッフだけでなく、お客様のご担当者様にもかなりのご苦労をおかけしての共同作業も、出来たカタログを見ただけの人には“簡単に作れる”と思われてしまうんだろうか。辛いなあ。