BLOG《セールスディレクターのブログ》

嵩高(かさだか)紙で本の厚みを出す

diary

書籍を企画する時になるべく厚みのある本にしたい時がある。手に取った時のボリューム感が欲しかったり、ページ数が少ないけど背文字を入れたい時。そんな時には厚みのある紙を使用する。例えば書籍用紙であれば67.5kgより90kgにすれば単純に約30%ほど厚くなる。

ただ本自体も約30%ほど重くなる、コストも高くなるデメリットがある。

 

そんな時は嵩高(かさだか)紙を使用する。例えばラフ書籍。普通の書籍用紙67.5kgをラフ書籍66.5kgにすれば約25%ほど厚くなるが重さもコストもほぼ同じ。もちろん紙の表面はザラついているので全く同じ紙ではないが、それも紙の風合いとして考えれば「あり」だ。 

 

 

 

 

 

 

 

書籍用紙の他にも微塗工紙でも嵩高紙はあって、マットコートにはない風合いでちょっと温かみのある書籍になる。ハンドブックや学校案内に提案して採用された。

 

 

100頁程度の本でも背幅で約1mmは厚くなる。たった1mmだが5mmの厚さが6mmの厚さになるのは結構大きい。背文字もロゴを入れやすくなった。

 

 

 

一般的にカタログやパンフレットを厚めの紙でコストのことを考えて作るときは、嵩高紙ではないがコート紙よりマットコート紙を使用する。理由は単純にマットコート90kgはコート110kg、マットコート110kgはコート135kgぐらいの厚さがあるからだ。