BLOG《セールスディレクターのブログ》

友人の美容室

diary

中学の同窓会で久しぶりにあった友人が経営する美容室を訪ねて行った。寝屋川市の住宅街にあるこの美容室は外見はちょっと変わっていて、私は車で気づかずに一度通り過ぎてしまった。


生まれて初めて入る美容室は黒をベースにした落ち着いた内装で、思わずキョロキョロと見回してしまう。店の中央に大きなテーブルと様々な雑誌が置いてあり、ここで順番を待つようだが、子供と私は奥さんの付き添いでお客ではないので一寸戸惑った。ただ、他の客の子どもも絵本を読んでいたので横に座る。なかなか凝った店には、メニューも、価格もない。


「とにかく任せてな!」と言っていた友人は、我が奥さんの頭の形を手で念入りに確認すると見事な早さのハサミさばきで髪をカットしてしていった。パーマやカラーもその時の判断で決めているようだ。何人もいる若いスタッフにこまめに指示を出す。オーナーとしても立派に店をまとめている。
本を読んでいた私も「ちょっとついでにしてあげるわ」と気安くカットしてもらってしまった!中学卒業以来というブランクも感じさせない友人の温かな心遣いに感動する。思い出話に楽しい時間が過ぎる。また彼が小学校の時習っていた空手の合宿で私と浜名湖に行った時のことなど昔のことをよく覚えているのだ。

気がつけば男性客も年齢を問わず、子供を連れた家族も店に親しげに入って来られる。これは私の美容室に対して思っていたイメージとは全然違う。
決して便利とは言えない場所に、電車を乗り継いで遠くからわざわざ来てくれるお客様も多いと言う。

メニューも価格も、宣伝もなくても来てくれるお客様がたくさんいるということは、彼の腕もさることながら、人柄によることも小さくないな、そう思った。

ありがとう!