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社史・周年記念誌をつくる

diary

弊社も少し前に創業60周年を迎えた。この60年前というと時代は戦後、つまり昭和20年代、だいたい日本が復興を始め激動する期間にあたる。と言う訳で近年創業60周年を迎える企業が弊社に限らずたくさんある。
そして周年記念には会社の歴史をまとめ、後世に伝えていくために記念誌をつくる企業も多い。昨年に続き、今年も“60周年”記念誌作成のご注文を頂いたが、ほかにも“60周年”の記念品のご注文を頂いたり、“60周年”記念パーティーにご招待頂いたりした。やはりこの60周年を迎える企業は多いように感じる。

さて記念誌の作成のご相談を頂いた場合のこと、まず下記の点のお話をさせて頂く。
1.記念誌の企画、構成などは決めておられるか?
2.だいたいのご予算は決めておられるか?
3.原稿作りはどうされるか?
など。

中でも3.の“原稿作り”を自分たちで最初から最後まで仕上げられるかは費用に大きくかかわる。もし、自分たちで文章、資料、写真、構成をすべてまとめて入稿できれば制作費用は安く済むのだが、これが大変な作業というだけでなく、問題点やより良い記念誌にする方法に気がつかないまま進行していくことが多く、意外と後で行き詰まってしまったりする。だからそこは必ずお伝えしつつ、費用がかかるが社史、記念誌専門のプランナーやライターや編集者がいることを紹介し、また校正だけのお手伝いもできることなどをお伝えする。

私は何度とこの記念誌作成に携わってきたので、この原稿作りの難しさや校正の大変さ、また色々なちょっとしたアドバイスからより良い記念誌が出来ていく楽しさを知っているが、記念誌の作成のご担当者様はほとんど初めての経験でそこまでのイメージすらない。記念誌という性格から短くて10年に一度しか作成しないし、10年前に作成していてもご担当者は替わられていることがほとんどだ。
ただ、このご担当者様はその企業に長く仕え、貢献し、社長様の信任の厚い方がなられていることも多く、ご自身で原稿作りをしたい!という思いも強い場合がある。その場合はそのご意志を尊重し、私はアドバイザーとして、後で問題がおきて困らないように、またより良い記念誌が出来るようなヒントをお話しながら一緒に作らせて頂く。割に時間のかかるところだが、ちょっとしたアドバイスにご担当者様が喜んでくださるかどうか確認しながら進めていけるので個人的には結構楽しく好きな仕事だ。


先日完成したばかりの「K商事様の60年の歩み」。B5判×32ページ、オールカラーオフセット印刷、糸かがり製本仕上げ。
創業社長様の婚儀の写真をはじめ、創業当時の時代を忍ばせる写真がとてもいいです。
この記念誌もご担当者様が最後までご自身で原稿を仕上げたいと強いご希望で作成しました。ほんの僅かなお手伝いしか出来ませんでしたが、喜んで頂けましたでしょうか?

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